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カメラレンズを選ぶ際の基本
カメラレンズを選ぶ際に注目しておくべき基本的なポイントには、大きく分けて下記の3つがあります。
①レンズの種類がどのようなものか(ズームレンズか短焦点レンズか)
②焦点距離や絞り値はどのようなものか ③レンズはどこのメーカーのものか |
まずは、上記3点に分けて、カメラレンズの選び方における「基本」を説明します。
レンズの種類と画角
レンズの種類には、主に下記の4つがあります。それぞれのメリット・デメリットや、特徴もあわせて紹介します。
レンズの種類と特徴 | |
①単焦点レンズ | ・ズーム機能がないため、撮影シーンに応じてレンズ交換が必要
・比較的暗所での撮影に強い ・背景のボケを綺麗に写すことができる |
②ズームレンズ | ・ズームが可能であるため、単焦点レンズと比べると撮影領域が広い
・単焦点レンズを数本買いそろえるよりと安価 ・背景のボケ味を出しにくいレンズもある |
③マクロレンズ | ・被写体にギリギリまで近づいての撮影が可能
・解像度が特に高い ・マクロ撮影では手ブレや少しの動きに影響を受けやすい |
④魚眼レンズ | ・圧倒的に広い画角を写せる
・近距離から大きい被写体を写す際に適する ・デフォルト(歪み)のある写真撮影が可能 |
被写体との距離や撮影したい範囲、さらに画質や雰囲気など、自分のこだわりによって、それぞれ適したレンズを選ぶことがおすすめです。
続いては、レンズの画角について紹介します。「レンズの視野の大きさ」を表す画角には、下記の3種類があります。
レンズの画角と特徴 | |
①広角レンズ | ・画角が広いため広範囲が写る
・ピントが合いやすく、写真がブレにくい ・背景のボケ味を出しにくい |
②標準レンズ | ・肉眼に近い遠近感で写る
・安価で手に入れやすいレンズもある ・汎用性に富んでおり、工夫次第で個性的な写真になる |
③望遠レンズ | ・画角が狭いため、遠くの被写体を大きく写すことが可能
・背景のボケ味を出しやすい ・手ブレの影響を受けやすい |
近距離撮影に適した広角レンズと望遠撮影に適した望遠レンズ、そして広角レンズと望遠レンズの中間が標準レンズとなります。
どのレンズにおいても長所や短所があります。上記の特徴をふまえ、目的に適したレンズの種類を選ぶと良いでしょう。
焦点距離や絞り値
レンズには、各々の種類で「焦点距離」と「絞り値」が異なり、その数値によって写り方も異なります。
- 焦点距離
焦点距離とは、「レンズの光学的な中心点から撮像面までの距離」のことです。
レンズが「広角・標準・望遠」のいずれかによって、撮影できる範囲は異なります。
広角タイプ | 近くにある被写体を含めた広範囲を写すことが可能
レンズのmm数値が小さい |
望遠タイプ | 遠くにある被写体を大きく写すことが可能
レンズのmm数値が大きい |
レンズの数値によって、写す範囲の大きさを知ることが可能です。
また、単焦点・ズームのいずれかによって数値の書き方が異なります。
単焦点レンズ | 「50mm」などmm数値が一つ |
ズームレンズ | 「18-55mm」など焦点距離の範囲を表す |
mm数値を見て、写したいシーンに適するレンズを選びましょう。
- 絞り値
レンズの名前には、「F〇.〇」というF値(絞り値)が含まれています。この数字は、レンズの明るさ(開放F値)を表しています。F値の数字が大きいと被写界深度(ピントが合う深さ)が深くなり背景はボケにくくなります。
数字が小さい | 背景をボケさせやすく暗所での撮影が得意 |
数字が大きい | 暗所での手ブレに注意が必要。背景のボケが弱くなる |
一般的に絞りの数値(開放F値)は、ズームレンズよりも単焦点レンズのほうが小さい傾向にあります。そのため、単焦点レンズはボケ味を出しやすいことが特徴です。
故に、被写体以外をボカしたい場合は絞りの数値(開放F値)が小さいレンズがお勧めです。広範囲にピントを合わせたい場合は絞りの数値を大きくして撮ります。
レンズのメーカー
メーカーによって、レンズが持っている性能に違いがあります。
カメラメーカーは、主に以下の7社の製品が有名です。
- キヤノン
- ニコン
- ソニー
- 富士フイルム
- パナソニック
- オリンパス
- ペンタックス
この中で、初心者向けと言えるメーカーは、「キヤノン」と「ニコン」です。
キヤノン | 初心者~上級者向けまできめ細やかに商品が取り揃えられている |
ニコン | レンズコーティングがいい。さまざまな商品が取り揃えられている |
性能と使いやすさを求めている初心者の方は、上記2社メーカーから選ぶといいでしょう。
※基本的にカメラボディとレンズは同一メーカーでないと互換性はありません。
カメラレンズを選ぶ際に確認すべきポイント
ここまで、レンズにどのような種類・特徴があるかについて詳しく解説しました。
各レンズにより特徴は細かく異なるため、自身が求めている理想のレンズを選ぶことが最も大切です。
また、レンズを選ぶ際は、撮影性能に加えて「レンズの大きさ・重さ」「手ブレ補正・防塵防水」 「撮影目的に沿っているか」の3点にも注目しましょう。
ここからは、カメラレンズを選ぶ際に確認すべきポイントとして、上記3点を詳しく説明します。
レンズがカメラボディと合っているか
レンズ選びでは、カメラボディにレンズが合っているかどうかが最も重要です。
同じメーカーの製品であっても、マウント(ボディとレンズを繋げる部分)の大きさが異なる場合があります。
一眼レフカメラかミラーレスカメラのどちらかによっても、マウントサイズは異なります。
マウントのサイズが変わるとレンズが使用できないため、注意しておきましょう。
また、マウントアダプターを使用すれば、マウントの規格が異なるレンズでも装着することができます。しかし、マウントアダプターとカメラの組み合わせによっては、オートフォーカスや手ブレの補正機能が機能しなくなる可能性があるため、事前に調べておきましょう。
手ブレ補正や防塵・防滴機能の有無や効果範囲
手ブレ補正や防塵・防滴機能の有無と効果範囲で、操作性が大きく上下します。
- 手ブレ補正機能
手ブレ補正効果により、写真の撮りやすさは大幅に上昇します。レンズ自体に手ブレ補正機能が搭載されている製品も多いため、レンズのメーカー公式サイトで性能を確認すると良いでしょう。
- 防塵・防滴機能
防塵・防滴機能のあるレンズは、耐久性が期待できるだけでなく、使用シーンの幅も広がります。防塵・防滴機能があるレンズは、メーカー公式サイトなどに防塵・防滴の範囲や詳細が記載されていることも多いため、一度確認しておきましょう。
撮りたいシーンに合ったレンズであるか
レンズには、性能によって「適した撮影シーン」があります。
撮りたいものが定まっている | 撮影したいものが定まっていない |
【風景の場合】
広範囲撮影に対応している広角レンズ 【乗り物・動物・スポーツなどの場合】 望遠撮影に適している望遠レンズ |
広角レンズ・望遠レンズの両方の機能を持つ高倍率ズームレンズ |
上記のように、撮影したいものが定まっている場合は目的に沿ったレンズを、特に定まっていない場合はオールマイティに対応できるレンズを選びましょう。
使用しなくなったレンズは買い取りに出すことがおすすめ!
写真を続けるにつれて、いずれレンズを買替たくなるタイミングが訪れるでしょう。
その際、不要になったレンズ・古いレンズは処分するのではなく、買い取りに出すことをおすすめします。
買い取りに出すことで、新たに購入するレンズの費用に当てることができます。費用が一部浮くことで、より質の高いレンズを購入することも可能でしょう。
なお、レンズを売る際は以下の工夫を行うことで、より高い価格での買い取りが可能です。
- 付属品も一緒に売る
- レンズの状態を綺麗に保つ
- なるべく早く売る
レンズの買取業者は、「買取ステーション」がおすすめです。
買取ステーションでは、以下の製品などを専門的に取り扱っています。
- カメラ・レンズ
- ブルーレイレコーダー・プロジェクターなどの映像機器
- スピーカー・ヘッドホン・イヤホンなどの音響機器
また、独自のサービスを行っていることにより、他店よりお得に取引を行うことが可能です。
- 査定料・キャンセル料・送料・返却送料・梱包材すべてが無料
- 3年以内に製造された商品(※1)は最低価格5,000円の保証サービス
※1 一眼レフカメラ、ブルーレイレコーダー、プロジェクターで3年以内に製造された商品。一部対象外あり。
お得に、かつ納得のいく査定額でレンズを買い取りに出したい方は、ぜひ「買取ステーション」を利用してみてください。
まとめ
カメラレンズを選ぶ際には、各レンズの性能をしっかりと理解する必要があります。レンズには、画角や絞り値・単焦点レンズかズームレンズかなどにより撮影シーンが異なります。
自分の撮りたいシチュエーションに合わせたレンズを選ぶことで、理想の写真を撮ることができるでしょう。
なお、カメラレンズの買替を検討する際は、「買取ステーション」などの買取業者を利用して、買い取ってもらうことをおすすめします。買い取りで浮いたお金を新しいレンズの購入費用に回して、より高品質なカメラレンズを購入しましょう。